【D-star】ハムフェアでアイコムから発売予定のID-51新機能プラスモデルⅡでアマチュア無線は大きく変わる

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【D-star】ハムフェアでアイコムから発売予定のID-51新機能プラスモデルⅡでアマチュア無線は大きく変わる

アイコムのHPで先日発表となった新型D-starデジタルハンディー機、2016の会場でお目見えする予定です。またID-51の焼き直しモデルかよーっと思いの方も多いかと思いますが、このID-51新機能プラスモデルⅡはアマチュア無線を大きく変える可能性を秘めています。

ID-51新機能プラスモデルⅡの新機能

ID-51新機能プラスモデルⅡはスマートフォンやタブレットと接続することで、任意のD-starレピーターへ接続することができます。ここが最大のポイントです。さらにスマホへ接続したID-51新機能プラスモデルⅡを基地局(アクセスポイント)として、電波の届く範囲でID-31等のほかの無線機からアクセスポイント向けに送受信ができる機能もあるようです。

もうスマホさえあれば、レピーターのない地域や電波の届かない地下でも通信が可能となるわけです。リュックにID-52新機能プラスモデルⅡとスマホを入れておき、腰にID-31を携帯するといった運用方法や、イベントやグループでの移動運用時に上記セットを高所に設置し、レピーター代わりに使うといったこともできます。

アマチュア無線を大きく変える可能性

業務無線、商用無線は確実にデジタル化の道を歩みつつあり、ネットワークとの接続によってアナログ時代では「致し方ない」とあきらめていた通信の不確実性、不感地帯の存在を克服してきました。レピーターの設置や携帯電話(キャリア)網の活用はアナログ無線では到底実現できなかったクリアな音声と、通信可能範囲の拡大を実現しています。

アマチュア無線で最も必要とされる要件はなんでしょうか?不確実性やノイズすれすれの電波を追うことも確かに楽しいですが、何より大切なことは確実に相手局と交信ができるというではないでしょうか?

D-starレピーターの広域化、高密度設置により更新可能な範囲は大きく拡大してきました。しかし地方を見てみると、県内に1つしかレピーターがない地域もあり、まだまだカバー率は低いといえます。その一方で携帯電話網は人口カバー率100%に迫る勢いで、島や地下、そして有名な山岳などもエリアとしてカバーしています。特に地下や建物内はD-starレピーターが弱点としている範囲になりますので、携帯電話網が活用できるとなれば一気に通信可能範囲は拡大します。

ユーザーは山頂で携帯の電波がつながらない地域はD-starレピーターへ直接接続、そして地下やレピーターが使えない地域では携帯電話網で接続。贅沢な選択を楽しむことができます。

IP無線はアマチュア無線ではない?

現在でも「D-starはアマチュア無線ではない」と言うOMさんがいます。アマチュア無線はHFでCWで…そんなことを今の時代でまだ言うか、と不思議でなりません。IP無線もレピーターもそれは立派なアマチュア無線です。むしろ現代の技術を存分にいかした進歩的なアマチュア無線だと思います。

そんなわけで、アイコムのID-51 新機能プラスモデルⅡは新たなアマチュア無線を世界を切り開いてくるようで革新的な無線機になりそうです。

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