重要文化財を輸送中に破壊させたのは「佐川急便」

2015年7月25日、読売新聞社の発表によれば国の重要文化財に指定されている
縄文時代の木鉢を運送業者である佐川急便が誤って破損したとのこと。

青森県の八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館が野辺地町から借りた国の重要文化財「赤漆塗木鉢」佐川急便へ運搬の依頼を行い、運搬中に破損したことが判明した。

bunkazai今回破損があった文化財(大きく割れてしまっています)

なお佐川急便のHPを見るも、7/25現在、この件に関するプレスリリースは発表されていない様子です。佐川急便は個人間運送においても、荷物を蹴飛ばしている姿が目撃されるなど、不信感をもつユーザーが多く、クロネコヤマトとは比較にならない運送レベルであると認識される事案も多く発生しています。

佐川急便としては法人ユーザー向け荷物の運送や、海外向け荷物の運送がメインであるため、個人ユーザーの声をサービスに反映させる必要はないと考えているかもしれません。
また、クロネコヤマトの場合はほぼ100%、契約ドライバー(クロネコヤマト所属)が荷物を運んできますが、佐川急便の場合は、業務委託したドライバーさん(車も個人事業主の持ち物)が荷物を運んでくるケースも多いようです。

これまで法人ユーザーに目を向けてきた佐川急便ですが、この一件によって、法人ユーザーの荷物もぞんざいに扱っているという印象が悪影響を与えるかも..なんて思ってしまいます。

記事ではどのような輸送契約を結んでいたのか定かではありませんが、日本通運の場合はきちんと「美術品輸送サービス」が用意されています。この記事を書いていて、佐川急便も「美術品輸送サービス」を提供していることがわかりました。

佐川急便の美術品輸送サービスは以下の通り

sagawa
HPによれば、きちんと輸送契約を締結したのち、専門のスタッフが梱包から輸送、セキュリティー確保までを一手に担い
確実に輸送してくれるみたいです。
(輸送前、輸送後の検品は学芸員の方に行っていただきます。とHPでは明記されていますので、今回の破損は検品の作業で
見つかったとみてよいと思います)

今回はこの美術品輸送サービスを利用して輸送したとのことなので、これでは佐川の責任は免れそうにありません。

ちなみに各運送会社ともこのような美術品輸送サービスを提供しています。

各社の中で、美術品輸送の中で最も定評のある会社が「日本通運」です。特に海外から輸送される絵画や彫刻品は日本通運が実績やサービス品質がNo1ということは業界の中では常識とされるほどになっています。ほか2社は価格で日通に対抗しようとしているのが現状です。

日通は直近の美術品輸送だけでもモネ美術館、ルーヴル美術館の絵画を海外から日本の展覧会会場へ輸送する契約を受注しています。正直特殊重量物や絵画などの貴重品の輸送を日本通運以下の業者へ依頼する神経がわからない、というほど日本通運はこれら特殊品の輸送に長けています。

当初、この文化財破損の記事を見たときに、あれ、日通が壊しちゃったの?と思いましたが、やはりやらかした業者は佐川急便とあり、少し佐川ならいつも荷物投げたり蹴飛ばしたりしてるし、仕方ないな。選んだほうも選んだほう、だと思いました。

ツイッターの反応

  • このエントリーをはてなブックマークに追加