写真アーカイブ ありし日の鎌倉八幡宮 大銀杏(大イチョウ)

写真アーカイブ ありし日の鎌倉八幡宮 大銀杏(大イチョウ)

写真アーカイブと題して、在りし日の鎌倉八幡宮(鶴岡八幡宮)の境内にそびえ立っていた大銀杏をご紹介したいと思います。
鎌倉八幡宮は1192年(諸説あり)に鎌倉に首都が移されて以来、約800年に渡り、再建を繰り返しながら鎌倉の街を見守ってきました。そのため鎌倉八幡宮の境内には多くの重要文化財が存在し、歴史を現在に伝えています。鎌倉八幡宮の大銀杏といえば古くは神社建設当時から存在していたとの言い伝えも残っており、源頼家の次男である公暁が大銀杏の陰に隠れ、源実朝を奇襲したとの伝説もまた歴史を感じさせてくれるものです。さて、神社は幾度となく修復、再興がなされましたが、この大銀杏はずっと生き証人として鎌倉八幡宮の主であり、神様として人々と鎌倉の街を見守ってきました。そんな大銀杏について、過去の写真とともに思い出してみたいと思います。

大銀杏の歴史

鎌倉八幡宮の大銀杏は古くから存在し、大切にされてきました。1955年には神奈川県より県の天然記念物に指定されています。更にさかのぼると、明治33年に作成させた「鉄道唱歌」にも以下の歌詞が書かれています。

八幡宮の石段に 立てる一木の大いちょう別当公卿のかくれしと 歴史にあるはこの蔭よ

その大きさから、樹齢は800年とも1000年とも言われています。秋には黄金色の葉っぱと、多くの銀杏を数珠なりに実らせ、参拝する人々を楽しませてきました。しかし、大木も時の流れには逆らえなかった様です。2010年3月10日の台風によって地面から数メートルの地点で幹が二つに折れてしまいます。幸いにもけが人は出ませんでした。専門家の調査によれば、外から見るところ元気そうであったが、中は腐敗が進み、空洞になっていたことが倒木の原因であるとの結論に達しました。

在りし日の大銀杏の写真が手元にありましたのでご覧ください。私も小さいころから幾度となく鎌倉八幡宮を訪れ、大銀杏の幹を触ったり銀杏を集めたりした思いでがあります。写真は2008年当時のものです。

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 天然記念物 大銀杏の文字が見えます。

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大銀杏の現在

台風で倒れてしまった大銀杏ですが、その後の古株からは新たな元気な芽が出ており、順調に成長しています。当時はバイオテクノロジーを駆使したクローン株の生成や、幹の修復作業も検討されたようですが、現在の方法に落ち着いたと聞いています。写真の右側のスペースが新たな新芽を育てているエリアです。

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このように、いつもあるはずのものが無くなってしまった時、写真は大きな力を発揮するんだなと改めて感じております。公開している写真はサーバー負荷の関係上、1/3程度に圧縮、加工しています。元データの提供を希望される方は、ページ上部の「問い合わせ」よりご連絡ください。

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